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ume's wanderlust diary

モデルの収入

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実際、モデルの収入って一体いくら?(あなたがジジ・ハディッドやケンダル・ジェンナーではない場合)|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)

 

Facebook上で見つけた記事。

この記事ではエージェンシーの仲介手数料は20%とあるけど、わたしの事務所は30%だったし、フランスやイタリアの世界的に有名な事務所では40-60%取られることも稀じゃないらしい。

 

そして、かかる諸経費。

 

作品撮り(仕事ではなく、資料集めの撮影)は、基本的には無料だったけれど*、それ以外の諸経費でこの記事が見落としてる部分がたくさんある。

 

まずは、交通費。

基本的にオーディションに行くための交通費は全て実費。仕事に行く交通費も実費のことも多い。例えば東京でモデルをしてたら、オーディションは東京都内どこでもあるから、電車を乗り継いで行かなきゃいけない。毎日1000円〜2000円は飛ぶ。後はクライアントや広告代理店への顔見せ。モデルがエージェントと一緒に出向いて、BOOKとコンポジを見せて顔を覚えてもらうこと。この交通費も勿論自腹。

 

体のメンテナンス代

モデルの仕事は肌と体型を完璧に保つこと。例えば化粧品やエステ、美容院、ジム代なども仕事の諸経費の一環と考えられる。それらは勿論、全部実費。

 

洋服代

オーディションに行く時に、特定の色や形の下着や服、靴を要求されることがある。そういう場合、持っていなければ買いに行かないといけないし、それらの費用は自分のポケットマネーから出す。

 

コンポジ代も勿論かかるし、事務所によってはウォーキングレッスンがあれば、そのレッスン費用もかかる。

 

オーディションに行っても受かるとは限らない。でも、受け続けないと仕事には繋がらない。出費だけがかさんでいって、1ヶ月オーディション受けまくって仕事が全くないことだってある。

 

まぁ、それは実力だったり、運だったり、まだクライアントさんに顔を知ってもらっていないからっていうのもあるけれど。

 

実際にわたしの事務所の先輩たちは、一人が二人を除いては皆バイトと掛け持ちしながらモデルをやってた。ケータリングが一番多かったかな。時間の融通が効くから。モデルだけで食べていけるモデルは多くはないし、最初のうちは収入がなくても生きていけるだけの貯蓄がある方が有利な気はする。お金がないことの焦りは顔にも表情にも身体にも出てくるし、そんな状態だと取れる仕事も取れなくなる。

 

(*ヘアメイクアーティスト、カメラマン、スタイリストの皆がBOOKを必要としていて、そのための資料作りをしなければいけないから。作品撮りは皆にとってWin-Winの関係。ただし、カメラマンが超有名だったり売れっ子じゃない時に限る)

 

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それでもやっぱり、モデルだけで食べていける人たちだって私の周りにもいた。そういう人たちは、たくさんの努力と苦労の末に、自分の力で今の地位を築き上げてる。

 

モデルって華やかな世界ってよく表現されるけど、精神的にタフじゃないとやっていけない。自分が商品の仕事だから、私生活のとても深いところまで、仕事が入り込んでくる。

 

それでもモデルを続けようと頑張る人たちは、皆本当に尊敬に値するし、素敵でキラキラ輝いていると思うの。有名じゃないモデルこそ、応援して欲しいし、周りにモデルの子がいたら、その裏の苦労や努力も理解してあげて欲しいなぁと思う。

 

そんな、いろいろ考えさせられた記事でした。